研究課題/領域番号 |
17K06427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
牟田 修 九州大学, 日本エジプト科学技術連携センター, 准教授 (80336065)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 無線通信 / 多素子MIMO / 適応信号処理 |
研究成果の概要 |
急増する無線トラフィックを効率的に収容するには、多素子アンテナによる空間信号処理を活用することが有効である。本研究では多素子アンテナ無線通信基地局の低消費電力化のための適応信号処理技術を開発する。多素子アンテナを活用したピーク電力制御技術を開発し、従来に比べて演算量を大幅に低減しながらピーク電力の低減を達成できることを示した。また、多素子アンテナを用いる異種無線通信網のための干渉制御技術を開発し、従来技術に比べてシステム全体の伝送速度を向上できることを示した。さらに、受信機の小型・低消費電力化のためのチャネル推定技術およびA/D変換回路構成を提案し、それらの有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スマートフォンやIoT (Internet of things)に代表される新たな通信デバイスの登場により、無線通信サービスは先進国のみならず発展途上国を含めた全世界に普及し、無線通信のトラフィックは爆発的に増大している。それに伴い、無線通信における消費電力も増大している。今後の高度情報化社会を支える無線通信システムでは、増大する無線通信の需要を受け入れつつ、それに要する消費電力を削減するという相反する要求を両立させる必要がある。本研究は低消費電力の無線通信基地局設計のアーキテクチャの確立に資するものである。
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