研究課題/領域番号 |
17K06431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
福迫 武 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (90295121)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | アンテナ / メタ表面 / 円偏波 / 広帯域特性 / 広帯域 / 端部形状 / 位相分布 / アンテナ技術 / 円偏波アンテナ / メタマテリアル |
研究成果の概要 |
本研究では,広帯域に亘って,軸比が3dB 以下となる円偏波アンテナの作成のため,それをサポートするメタ表面の設計技術を開発する.円偏波を発生させる帯域の広帯域化において,今回はポラライザーとしてのメタ表面の広帯域を考えた.単位セルは正方形の形状をしているが,メタ表面周辺の各辺は単位セルに対して45°傾いているひし形構造を採り入れ,x軸に関して45°の角度となる直線偏波を照射した.その結果,直線偏波を広帯域に亘って円偏波に変換できることが分かった.また,周囲を円形にすることでも効果的であることが分かった.最後に円偏波アンテナの原理を応用した交差偏波への偏波変換器についても検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタ表面が広帯域な諸特性を得るために,重要な知見を得ることができた.特に,メタ表面の設計段階においては,単位セルと周期境界条件で囲み,等価的に無限のアレーとした場合を仮定するのが通常だが,実際には有限のアレーとなる.この場合,端部の影響が深刻であるが,その影響を緩和する方法として,長方形の単位セルに有限周囲の辺が45度となるひし形構造が有効であることが分かった.他,円形の周囲も有効であることも同時に確認できた.また,広帯域円偏波技術を応用したメタ表面偏波変換器も開発でき,今回の知見が応用できる.
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