研究課題/領域番号 |
17K06436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
高橋 賢 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (60359106)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 地上ディジタルテレビ / ISDB-T / 緊急警報放送 / 低消費電力受信 / パリティ / 衛星通信・放送 / 情報通信工学 / 非常時通信 |
研究成果の概要 |
災害発生の恐れのあるとき,ISDB-Tディジタルテレビ放送局は放送信号に特別な信号を重畳して受信機を自動起動することができる.移動受信機にて,この起動信号を高信頼かつ低消費電力にて受信できる学術的方法を研究した.これまでに提案してきた起動信号の高信頼受信方法に加えて,受信機から得られる相互情報量を定義し,電波受信状態を検出する方法,および過去の信号判定結果を利用した誤判定軽減方法を提案した.自動車などにて自動起動信号を待機受信する代表例において,提案受信機は従来受信機と比較して消費電力を約1/5にできることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無線信号の存在を誤って見逃す確率を低くするために信号強度判定しきい値を低くすると,無信号時に誤って信号があると判断する確率が高まり,受信機の電力を不必要に消費する.その信号検出回路は,その他の回路よりも充分に小さいので,信号検出方法の高度化は待機消費電力削減につながる.高信頼かつ低消費電力にて信号検出を行うこの研究課題から得た結論は,一般の無線信号の待機受信を伴う信号検出にも応用できるものと考えている.
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