研究課題/領域番号 |
17K06458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
森澤 正之 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (30220049)
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研究分担者 |
鈴木 裕 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40516928)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プラスチック光ファイバ / 光ファイバセンサ / 膨潤性ポリマ / エレクトロスプレー法 / アルカン / 静電塗布法 / POF |
研究成果の概要 |
本研究は,2層構造のクラッドを持つプラスチック光ファイバ(POF)アルカンセンサの改良を目的としたものである。提案するPOFセンサでは,下層クラッドは膨潤性ポリマーをディップコーティング法で成膜した。上層クラッドは,色素を含む膨潤性ポリマ層,および,光散乱層として白濁化させた膨潤性ポリマ層の2種類のクラッドをエレクトロスプレー法で成膜した。POFセンサーの原理は、POFの動作がリーキーモードから導波モードに切り替わるときの透過光強度変化である。色素を添加したクラッドや散乱層クラッドを上層に配置することで、リーキーモードでのクラッド漏れ光が,コアに戻るのを防ぐことができ、感度の向上が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光ファイバセンサを用いた温度や歪みなどの計測は研究が進められているが,化学光ファイバセンサの研究はそう多くはない。通常、化学光ファイバセンサは、色素の蛍光などを利用する場合が多い。しかし、色素の劣化などを考えると、長期にわたる使用は問題がある。その点、膨潤現象は劣化が少なく耐久性、繰り返し特性が良い。また、化学光ファイバセンサ作成のためにESD 法を用いる研究例は少なく、新たなセンサの実現に向けて意義が高いと思われる。
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