研究課題/領域番号 |
17K06460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
井嶋 博 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90397604)
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研究分担者 |
山口 真範 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (20400129)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 化学分析 / 計測工学 / 画像解析 / クロマトグラフィー / 有機化学 / 数理解析 / 分析科学 / 数理工学 / 画像 |
研究成果の概要 |
糖は様々な場所に存在し、我々と非常に多くの関わりを持つ最も重要な栄養源の一つである.本研究では,糖の分析にも用いられる化学分析手法の一つである薄層クロマトグラフィーに画像解析を用いた,新しい溶液濃度の定量化手法を開発し,定量化の高度化を図った.提案手法では画像として取り込んだ分析用のガラス板の色濃度分布をモデル化することによりデータの欠損を補完できるようにし,精度の高い分析方法を確立した.また複数の糖に対して数値実験を行い開発手法の有効性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度な化学分析の手法が開発されている現在であっても,リトマス試験紙のような分析者の目視に委ねられている分析方法が多く用いられている.本研究ではそのような分析手法の一つである薄層クロマトグラフィーに着目し,これまで目視で行っていた分析を自動化する手法を開発した.有効性の検証として,高度な分析手法と知られている高速液体クロマトグラフィーの分析結果と比較したところ,ほぼ同精度の結果を得ることができ,溶液濃度によっては,提案手法が優れていることが確認できた.この結果から本研究による開発手法は他の分析への応用が期待でき,化学分析を用いる様々な分野での利用が期待できる.
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