研究課題/領域番号 |
17K06474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
小濱 剛 近畿大学, 生物理工学部, 准教授 (90295577)
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研究分担者 |
吉田 久 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (50278735)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 認知機能 / 視覚的注意 / 固視微動 / fNIRS / 定量的評価 / 生体信号解析 / マイクロサッカード / 機能的結合 / 客観的評価 / 信号処理 / 脳機能解析 / 事象関連fNIRS信号 |
研究成果の概要 |
本研究では,注意の統制に関与する神経ネットワークの機能を客観的に評価することを目的として,注視を維持したまま注意の集中や移動を課す空間手がかり課題を実施した.このとき計測された固視微動の解析に基づき注意の集中度を定量的に把握するとともに,事象関連fNIRS信号を解析することで,注意の統制に伴う脳活動を評価した.その結果,受動的な注意の移動に伴ってマイクロサッカード発生頻度が変動することが示され,固視微動の解析に基づいた注意の統制に対する客観的判定基準が得られた.また,事象関連fNIRS計測によって,注意の維持あるいは割込と関連して応答する神経ネットワークの定量的評価が可能であることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,固視微動および事象関連fNIRS計測に基づいて,注意の統制時に脳内で生じる情報処理過程を客観的に評価することにより,認知機能の定量的な評価技術の確立を目指した点に学術的意義を持つ.本研究の結果,固視微動の解析により,注意の移動が生じたか否かが識別可能であることが示され,事象関連fNIRS信号の統計的解析により,注意の変動に対応した脳活動の特徴抽出も可能であることが示された.本研究から得られた知見は,認知症を早期に発見するための手がかりとなるだけではなく,高次脳機能障害リハビリ手法などの医療・福祉分野,ヒューマンインタフェイス等の情報工学分野等への応用が期待され,社会的な貢献度も高い.
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