研究課題/領域番号 |
17K06478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 石川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
深見 哲男 石川工業高等専門学校, 電気工学科, 客員研究員 (60115269)
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研究分担者 |
東 亮一 石川工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (10435422)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 計測工学 / 宇宙の渚 / 下部電離層 / イオノグラム / シミュレーション工学 / 下部電子層 / 超高層物理学 |
研究成果の概要 |
宇宙の渚と呼ばれる高度約200km以下の下部電離層は、衛星周回軌道より低く気球到達より高い高度にある。そこで、定常的には地上から電波により世界中で観測している。日本では、現在、情報通信研究機構が、国分寺などの国内4か所において15分毎に定常観測している。この地上定常観測から得られるデータをイオノグラムという。イオノグラムは,パルス電波を打ち上げ,エコー波強度の時間遅れの周波数特性を計測した特性図である。しかし,イオノグラムの一部分しか現在利用されていない。本研究では,イオノグラム全体から下部電離層の電子密度分布を精密推定する手法を世界で初めて開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙の渚は、21世紀の現在、災害などの非常事態が発生した時も含め重要な放送波である中波・短波ラジオ、長波を利用する電波時計に大いに利用されている。この宇宙の渚の電子密度分布は,昼と夜では数十倍以上と大きく変化している。この変化が短波帯までの周波数領域の電波の反射などに多大な影響を与える。学術的意義として、この電波利用計画の基礎となる国際標準電離層モデルをイオノグラムという定常観測資料により常時改善が可能となることに貢献することである。そして、社会的意義は,国民の重要な財産である電離層反射を利用した広域ラジオ放送やシステムの利活用に貢献することである。
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