研究課題/領域番号 |
17K06480
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 大分工業高等専門学校 |
研究代表者 |
岡 茂八郎 大分工業高等専門学校, その他部局等, 客員教授 (80107838)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 回転機 / 電磁鋼板 / ステータコア / 鉄損 / 渦電流損 / ビルディングファクター / 極薄電磁鋼板 / 高調波 / PWM / 渦電流 |
研究成果の概要 |
この研究の目的は,「高速のビルディングファクター評価装置」の構築とステータコアの正確な鉄損が評価できる「ステータコア励磁法」の開発である。その結果,広い速度域で利用されるモータのステータコアの評価用に高速AD,DAコンバータを備えた「高速ビルディングファクター評価装置」を構築した。この装置に汎用PWMインバータの組み込みを行い,PWM励磁下でのステータコアの評価を可能にした。さらに,回路を工夫して専用PWMインバータの初期的な試作を行った。また,異なった仕様のステータコアに適用できるステータ励磁法として「巻き線励磁法」を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究の学術的な意義は,従来に比べて高速なAD,DAコンバータ,高速パワーアンプ等をソフトウエアで統合し「高速のビルディングファクター評価装置」を構築し,「巻線励磁法」を提案し,モータの高速パワー密度化に資することができたことである。これによって,高速高パワー密度モータのステータコアの磁気特性評価が可能となった。また,社会的意義は,環境問題や自動運転等の要求から各種動力の電動化が求められているが,その動力源としての高速高パワー密度モータの開発や評価にこの研究で構築した「高速のビルディングファクター評価装置」が貢献できることとなったことである。
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