研究課題/領域番号 |
17K06482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
西野 敦洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (40415724)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 力学量計測 / 超精密計測 / キッブルバランス / 電磁力 / 万有引力定数 / 基礎物理定数 / キッブルバランス(ワットバランス) / 計測工学 / トルク |
研究成果の概要 |
本研究課題では、電磁力による超微小トルクの計測技術によって、万有引力定数Gの精密測定を行うことが目的である。まず、電磁力による超微小トルクの計測技術を確立するために、一様な磁場を形成するためのヘルムホルツコイル内に設置された矩形コイルを一定の角速度で回転させた際に生じる誘導起電力と、その矩形コイルの角度位置を精密に評価するための電圧-カウンタ同時計測システム等を開発した。万有引力を発生させるための重力源として鋼球を製作し、質量と長さの国家標準にトレーサブルな評価を行うなどしてG評価の準備を進めることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際単位系SIにトレーサブルな電磁力による超微小トルク計測技術の確立により、信頼性の高い新たな微小トルク計測機器や高精度粘度計の開発、MEMS デバイスなどの新製品への応用が可能であると考えられる。また、本研究で提案する電磁力による超微小トルク計測技術を用いたGの精密評価は、G評価における全く新しい方法であるので、既存のG の結果における未知の誤差要因の検証に有益であると考えられる。そしてG がより信頼性の高い値に到達することは、重力の逆二乗則の検証などへの貢献が期待できる。
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