研究課題/領域番号 |
17K06486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小林 孝一 北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (50452115)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | サイバーフィジカルシステム / イベント駆動制御 / サイバー攻撃検知 / ブロックチェーン / エネルギー管理システム / 電力ネットワーク / イベントベースト制御 / センサネットワーク / 分散状態推定 / 無線センサ・アクチュエータネットワーク / モデル予測制御 / オパシティ / 事象駆動制御 / 自己駆動制御 / 量子化制御 / マルチエージェントシステム / セキュリティ |
研究成果の概要 |
サイバーフィジカルシステム(CPS)とは,物理システムと情報システムが相互結合したシステムである.情報システムの計算機能力を活用した高性能な制御システムを構築することが可能である.応用は電力,医療,交通など多岐に渡る.さらに,多くの機器がインターネットを介して接続している社会において,外部からの攻撃を考慮した制御手法の必要性が高まっている.そこで本研究では,セキュアなCPSを構築するための制御・検証手法に着目する.具体的には次の3点に取り組んだ.(1)分散型イベント駆動制御,(2)電力ネットワークにおけるサイバー攻撃検知,(3)ブロックチェーンを用いたエネルギー管理システムの分散最適化.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:イベント駆動制御では,制御器とイベント駆動条件の同時設計はまだ十分に研究されていない.提案手法では,制御器とイベント駆動条件を同時に簡単に解くことができる.また,提案したサイバー攻撃検知手法は,従来手法と比較して簡便であり,実装が容易である.最後に,ブロックチェーンが導入可能なクラスを計算時間の観点から明らかにした. 社会的意義:セキュアなサイバーフィジカルシステムの構築は安心・安全な超スマート社会を実現する上で,必要不可欠である.本研究の成果を活かすことで,電力や交通などの様々なシステムのセキュアな高性能化が実現できる.
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