研究課題/領域番号 |
17K06516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 八戸工業大学 |
研究代表者 |
阿波 稔 八戸工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (10295959)
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研究分担者 |
迫井 裕樹 八戸工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (30453294)
月永 洋一 八戸工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (60124898)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 土木材料 / コンクリート / 養生 / 表層品質 / 緻密性 / 気泡組織 / スケーリング抵抗性 / 寒中コンクリート / 耐久性 / 品質確保 / 耐久性確保 / コンクリート工学 / スケーリング |
研究成果の概要 |
本研究は,凍結防止剤の散布などにより,塩化物の作用を受ける寒冷地コンクリート構造物の施工段階において,そのスケーリング抵抗性の観点から表層品質(緻密性・気泡組織)を確保するための技術の構築を目指すものである。本研究の範囲内で以下のことがいえる。(1)フレッシュコンクリートの目標空気量を増加させることは,施工段階における気泡の変動リスクを考慮し,スケーリング抵抗性を確保する上で有効な手段であることが分かった。(2)養生日数が3週間以上の構造物では,表層透気係数が1×10-16m2以下となり品質のバラツキもある一定の範囲に低減される傾向にある。そして,軽微なスケーリング量となることが認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
積雪寒冷地におけるコンクリート構造物は,凍結防止剤の影響と凍結融解作用により表層劣化(スケーリング)を受けやすい環境下にある。寒冷地域においてコンクリート構造物の耐久性を確保するためには,寒中コンクリートも含めた施工の視点から表層品質(緻密性・気泡組織)とスケーリング抵抗性との関係を総合的,且つ定量的に把握することが不可欠といえる。そして,それら知見や要素技術を統合し,より本質的な指標に立脚した汎用性の高い品質確保システムを構築することは,コンクリート工学上極めて重要な意義を持つと考えられる。
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