研究課題/領域番号 |
17K06527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
小室 雅人 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (10270183)
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研究分担者 |
栗橋 祐介 金沢大学, 理工学研究域, 准教授 (30414189)
岸 徳光 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 特任教授 (30153076)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | FRP補強 / 偶発(衝撃)作用 / RC部材 / 数値解析 / 破壊エネルギー / 破壊形式 / 衝撃荷重載荷実験 / 破壊エネルギ- |
研究成果の概要 |
偶発作用時における新素材繊維(FRP)材料を用いて補強された鉄筋コンクリート(RC)部材の衝撃挙動特性および終局状態を適切に評価可能な解析手法の確立を目的として,アラミド繊維材料などによって補強されたRCはりを対象に,破壊エネルギー等価の概念を利用した三次元非線形動的応答解析を実施し,実験結果との比較によってその適用性を検討した。その結果,コンクリートの要素長を6mm程度まで小さくすることによって,はりの変形状況や補強材のひずみ分布など実験結果をほぼ適切に再現可能であり,偶発作用を受けるFRP補強部材の評価手法として十分に適用可能であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,偶発作用に対する既設RC部材の耐衝撃性向上策の一つとして新素材繊維(FRP)材料に着目し,RCはりを対象とした衝撃荷重載荷実験を実施するとともに,実験結果を適切に評価可能な解析手法の開発を行った。RCはりをFRP材料で補強することによって,耐衝撃性能が大きく向上することを実験的に確認するとともに,その挙動を適切に再現可能な解析手法を提案した。本研究成果は,RCはりのみではなく,2次元(RC床板など)部材や3次元構造(落石覆道など)への適用が可能となり,より安全で安心なインフラ整備の構築に大きく貢献するものである。
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