研究課題/領域番号 |
17K06528
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
茂木 秀則 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (80261882)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ロックフィルダム / 堤体物性 / NIOM解析 / FE-BE解析 / 伝播速度 / 減衰定数 / NIOM法 / フィルダム堤体の物性の変化 / 地震工学 / フィルダム堤体の物性変化 / 地震波の伝播速度 / 維持管理 |
研究成果の概要 |
本研究では四時ダムや荒砥沢ダムなどの長期間の地震観測記録にNIOM解析を適用し堤体内の波動伝播速度と堤体物性の変化を検討した. その結果,(1)2008年岩手宮城内陸地震や2011年東北地方太平洋沖地震による強震動によってP波とS波の伝播速度が大きく減少したこと,(2)直後の余震や小地震の観測記録の解析から経過日数の対数にほぼ比例して伝播速度が回復していくこと,(3)減衰比も著しい強震動によって伝播時間と同様の増減を示すことなどを定量的に示した.また,得られた伝播速度に基づくモデルを用いた2次元FE-BE解析を行い,堤体内の波動伝播の特徴を論じた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではロックフィルダムの長期間の地震観測記録にNIOM解析を適用し,堤体内の波動伝播速度と堤体物性の変化を詳細に調べた.その結果,従来は室内実験に基づいて論じられることの多い土質材料の剪断剛性の低下と数年にわたる長期間の回復過程を,地震観測記録に基づいて原位置における変化として定量的に示すことができた.また,著しい強震動による原位置における減衰比の経時変化も得られており,本研究によって工学的に重要な知見が得られたものと考えている.
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