研究課題/領域番号 |
17K06541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
長谷部 寛 日本大学, 理工学部, 准教授 (60366565)
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研究分担者 |
野村 卓史 日本大学, 理工学部, 特任教授 (50126281)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 市街地火災 / 風況 / 火災の延焼速度 / ポータブルマルチファン風洞 / アイソジオメトリック解析 / 風と火災の連成解析 / 燃焼実験 / NURBS / ハイブリッド並列解析 / 火災シミュレーション / 木材燃焼実験 / 放射解析 / 自作風洞 / 燃焼解析 / 風況解析 |
研究成果の概要 |
本研究は,市街地火災の予測および防災に資するため,精緻な風況解析と燃焼解析を連成させた新たな火災解析法の構築を目指したものである.独自の火災延焼速度計測のための風洞実験法および実験器具を構築するとともに,実験室レベルで風速約3 m/sまでの火災の延焼速度計測を行った.さらに,市街地の複雑な建物形状を正確に表現した風況解析を実現するため,CADで描かれた形状を直接解析メッシュとして用いることが可能なアイソジオメトリック解析法を導入し,アイソジオメトリック解析に基づく風と火災の連成解析法を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
風が火災の延焼速度を増加させることは広く知られているが,実験施設の関係から定量的な評価が難しかった.本研究では,独自の装置を開発し,風が火災の延焼速度に及ぼす影響を定量的に評価した.風と火災の関連現象の解明に貢献すると考えられる.さらに,市街地風況解析のために,アイソジオメトリック解析法を導入した.昨今,都市の3Dモデルが公開され,ますますCADと解析の関係性は強まる傾向にある.そのような観点からも有効な解析法である.これらを組み合わせることで,市街地火災の予測に有益な解析法を構築する素地は整ったと考えられる.
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