研究課題/領域番号 |
17K06550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
川口 貴之 北見工業大学, 工学部, 准教授 (20310964)
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研究分担者 |
中村 大 北見工業大学, 工学部, 准教授 (90301978)
川尻 峻三 北見工業大学, 工学部, 准教授 (80621680)
渡邊 達也 北見工業大学, 工学部, 助教 (80636168)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | のり面保護 / 寒冷地 / 凍結融解 / 凍上 / 斜面安定 / 排水パイプ / ジオセル / 凍結 / 防災 / のり面 |
研究成果の概要 |
積雪寒冷地では,斜面表層の凍結融解や春季の融雪や降雨によって,のり面が崩壊しやすい.そこで本研究では,樹脂製のジオセルと鋼製の排水パイプを併用した新たなのり面保護工を開発し,実物大実験によってその対策効果を検証した.その結果,ジオセルによって凍結融解による変形に対して追従性を発揮し,中詰め材とした砕石によって耐侵食性にも優れていることが明らかになった.また,排水パイプによって特に融雪期に水位を大きく低下させることも明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,積雪寒冷地で広く普及しているパネル型のふとんかご工は,施工の大半が手作業であることや,長期的には変形が蓄積し,耐侵食効果が失われるといった問題がある.また,本質的に背後斜面の水位低下機能は期待できない,しかし,本研究で開発したのり面保護工では,柔軟性に優れるとともに,背後斜面内の水位低下が十分に期待できることが明らかとなった.また,メカニズムについては不明な点も残っているが,その効果はのり面表層が融解する時期ほど高くなることも明らかとなり,今後,積雪寒冷地に適したのり面保護工として広く普及すると考えられる.
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