研究課題/領域番号 |
17K06558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
柴 錦春 佐賀大学, 理工学部, 教授 (20284614)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 遮水ライナー / 重合ベントナイト / GCL / 透水係数 / 自由膨張率 / 自己修復能力 / ベントナイト / GCLの自己修復能力 / 高濃度陽イオン溶液 / 強酸・強アルカリ性溶液 / 膨張性 / 環境地盤工学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は廃棄物最終処分場遮水ライナーの一種、GCLに用いる高性能重合ベントナイト(PB)の開発とPB-GCLの性能評価である。まず、アクリル酸とアクリルアミド2種類のモノマーを用いる遊離基重合法によるPBの製造法を開発した。天然ベントナイト(UB)と比べ、開発したPBは優れた吸水膨張性、低透水性を有する。また、GCLの利点の一つはその中のベントナイト(UB或いはPB)の吸水膨張によって、現場での局所的な損傷を自己修復する能力を有することである。試験結果により、PB-GCLの自己修復能力はUB-GCLより随分高い。これらの結果によって、開発したPBは優れた遮水材であるといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は高濃度陽イオン溶液中でも高い湿潤膨張性、低透水性重合ベントナイト(PB)の生成技術を開発した。これにより有機化学の環境地盤分野への応用の道を広がっている。また、開発したPBを芯材とするGCL(PB-GCL)は優れた遮水性能(低い透水性、高い自己修復能力)を有しているので、安全な廃棄物最終処分の建設に貢献できる。
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