研究課題/領域番号 |
17K06563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
塚本 良道 東京理科大学, 理工学部土木工学科, 教授 (50253505)
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研究分担者 |
野田 翔兵 東京理科大学, 理工学部土木工学科, 助教 (30749289)
兵動 太一 富山県立大学, 工学部, 講師 (80749078)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 液状化対策 / 浸透固化 / 1地盤改良 / 微粒子セメント浸透 / 地盤の細粒分 / 浸透促進 / 改良体形状 / 液状化 / 地盤改良 / セメント / 細粒分 / 浸透 |
研究成果の概要 |
極超微粒子セメントを利用した地盤改良による液状化対策技術の検討を実施している。具体的には、室内小型三次元浸透固化試験装置を用いた一連の試験シリーズを実施し、適用可能な地盤条件と注入条件を検討している。適用限界を迎える細粒分含有率Fc=25%の砂地盤について、セメントミルク注入後の途中通水を用いた浸透性の向上を検討し、浸透過程の観察も実施した。さらに、途中通水後にセメントミルクの再注入をする効果の検討も行い、良好な結果を得ている。細粒分の多い砂地盤における適切なセメントミルク濃度の選定については、改良体体積と形状を検討項目として、W/C=8のセメントミルクによる注入が効率的であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2011年東日本大震災を受けて、社会基盤施設のみならず、戸建て住宅などの小規模構造物の液状化対策技術の開発が急務となってきている。さまざまな用途に応じることができる、多様な技術の開発が期待されている。本研究では、既設小規模構造物に適用が期待される極超微粒子セメントを利用した浸透固化技術について検討を加え、その適用可能な地盤条件や最適な注入条件の模索を実施し、提示することができた。 今後は、最近の地震被害が目立ち始めている火山灰質土による埋め立て地盤などへの適用の可否について検討を加えていくことが望まれる。
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