研究課題/領域番号 |
17K06566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
林 泰弘 九州産業大学, 建築都市工学部, 教授 (50274692)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 酸性土 / 中性化処理 / 有効利用 / pH / 酸性化可能性試験 / 乾湿繰返し養生 / 促進養生 / 酸性化剤 / アルカリ資材 / 長期特性 / 有機物 / ヒ素 / 中性化 / 長期 / 養生条件 / pHの測定法 / 建設発生土 / 自然由来重金属 / 発生土の有効活用 / 重金属類の不溶化 |
研究成果の概要 |
酸性化する土砂を地盤材料として有効利用するための中性化処理の研究を行った。中性化のためのアルカリ資材に炭酸カルシウムを用いた場合には,過剰添加による高アルカリ化のリスクが少なく,長期的にも変化が少ないなどの利点があるが,添加量が多くなる懸念があり,酸化マグネシウムを添加した場合には,少量で短期的に中性化が図れるが,pHが高くなりすぎる懸念があることを示した。長期的なpHを短期間で評価するためには,乾湿繰返し養生をした試料を用い,酸性化可能性試験によってpHを測定するのが望ましく,特に,後者が有効であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
首都圏の建設工事は工事規模が大きいうえ,大深度地盤の掘削によって,酸化し酸性化する土砂が大量に発生する。この土砂を利用可能な状態に改良し,発生現場に近い場所で有効に活用することで,天然土砂の採掘を抑制するとともに,残土の処分が提言されるため処分場容量の保全が可能であるうえ,土砂運搬に伴う環境負荷の低減に貢献することができる。
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