研究課題/領域番号 |
17K06594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
松田 曜子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (90632711)
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研究分担者 |
田中 尚人 熊本大学, 熊本創生推進機構, 准教授 (60311742)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 省察的実践 / 事例研究 / 事業継続計画 / 復興まちづくり / 住民主体性 / 被災者支援 / 災害ボランティア / 経験学習 / 防災計画 / 参加型 / 復興 / 減災 |
研究成果の概要 |
本研究は,地域の中で専門家と実践者の間に良質な省察的対話が生まれ,継続されるメカニズムを防災・復興まちづくりの事例をもとに明らかにすることを目的として実施した. 小規模病院における経験学習に関する省察的対話の研究では,経験学習モデルに基づき,経験を省察し,学習する過程を通して,日頃から取り組むことができる災害対策の要素の抽出し,経験学習に基づく業務継続計画の作成を試みた.糸魚川市駅北大火被災地における省察的対話をもとにした復興まちづくりの研究では,糸魚川市駅北大火被災地のコミュニティと先行事例を比較し,復興の先にある住民が関わって行われる平常時のまちづくりに対する知見を得ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小規模病院における経験学習に関する省察的対話の研究では,病院職員間における省察的対話によって,災害リスクの洗い出しを行った.その災害対策を,厚生労働省が推奨するBCPと照合し,「厚生労働省BCP補う病院独自の項目が示されたこと」や「部署同士の連携により,災害対策を効率的に考えられる可能性があること」,「他医療機関においても当てはまる項目あり,汎用性が示されたこと」が明らかとなった. また,糸魚川市駅北大火被災地における省察的対話をもとにした復興まちづくりでは,コミュニティの運営に住民が携わる部分が大きくすることで,主体性を引き出すことができると考えられることが明らかになった.
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