研究課題/領域番号 |
17K06598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川崎 雅史 京都大学, 工学研究科, 教授 (20195077)
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研究分担者 |
山口 敬太 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80565531)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 景観 / 都市計画 / 都市デザイン / 公園 / 河川整備 / 公園緑地 / 風致 / 戦災復興 |
研究成果の概要 |
戦前戦後の日本全国の主要都市における都市計画公園および風致地区指定の計画理念について、その計画理念と事業化の過程を把握するための研究を進めた。①京都市の風致地区内の開発ならびに開発許可運用の実態解明を進め、風致の保全と開発の実態を明らかにした。②大阪市については、戦前から戦後にかけての河川沿空間の整備の実態解明を進め、旧淀川・大川沿いの公園整備と、戦後の大阪市内の緑道整備の実態を明らかにした。③戦災復興都市計画により河川沿い緑地が計画された7都市(前橋市、富山市、呉市、広島市、宇部市、鹿児島市、徳島市)について、計画の特徴と実施過程に関する調査を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦前・戦後の都市整備の実態解明は、日本の国土・都市の成り立ちを知る上で不可欠である。近代以降の都市の拡大と郊外の開発、道路や河川の整備、工業化、景勝地の保全、戦災後の復興など、都市の形成をめぐる様々な要因に対し、どのような都市像、景観像が目指され、また、実現されてきたのかを適切に理解し検証しなければ、計画の成熟は困難である。この検証作業を通じてはじめて、現代における都市施策の効果と限界を適切に検証し、これからの計画および制度設計の検討材料とすることが出来る。
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