研究課題/領域番号 |
17K06604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
吉田 長裕 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (20326250)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 自転車交通 / レベルオブサービス / 生体反応 / 筋電 / 電気皮膚反応 / LOS / 運転タスク / ストレス評価 / 自転車運転タスク / 自転車利用環境評価 / ストレス / 自転車LOS |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、自転車インフラのサービスレベル(LOS)の実用的な評価手法の確立に向けて、以下の 3 つの課題を明らかにすることである。1. バイタル反応に基づくストレス測定法の検討、2.走行行動とそれに関連する反応の分析、3. 従来のLOS評価手法との比較による適用範囲の明確化。 実験の結果、ストレス反応の大きさは、自転車のインフラの違いや、被験者の走行経験との関連で運動や運転の程度が影響していることがわかった。詳細要因の影響を定量化した上で自転車インフラを比較すると、車や歩行者との追い越しやすれ違いの頻度によっては、車道走行の方が歩道走行よりも高いストレス評価が得られることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、自転車通行環境整備において、自転車利用者のストレス要因から通行環境を改善する方法を示すことができた点にある。従来は心拍指標を用いてきたが、高負荷の運動の伴う自転車利用時への応用可能性、また詳細なストレス要因の把握可能性に加え、ストレス評価では、ストレスはないほうがよいが、注意すべき要因への反応としては必要な側面もあり、それらを分ける必要性があった。自転車利用経験別に反応の程度を比較・分析した結果、利用経験の低いグループの反応が低かったことから、低減可能/不可能なストレス要因をわけることができた。新たな生体反応指標を使うことで、通行環境に起因するストレス要因を詳細に把握できた。
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