研究課題/領域番号 |
17K06605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
西内 裕晶 高知工科大学, システム工学群, 准教授 (40548096)
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研究分担者 |
塩見 康博 立命館大学, 理工学部, 准教授 (40422993)
力石 真 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (90585845)
日下部 貴彦 東京大学, 空間情報科学研究センター, 講師 (80604610)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 公共交通 / ICカード / 変化検知 / 路線網評価 / 公共交通利用者 / 公共交通利用特性 / 公共交通利用頻度 / マイクロマーケティング / 公共交通プライシング / 利用間隔 / 部分空間法 / ICカードデータ / 長期的行動変化 / トリップパターン / 価格弾力性 / 定額料金制度 / バス路線網最適化 / 包絡分析法 / 路線効率性評価 / 地方都市 / 利用頻度 / 時系列分析 |
研究成果の概要 |
本研究は,主に,高知市都市圏における公共交通利用者の利用頻度の変化検知,料金感度ならびにバス路線網評価に着目して研究を遂行した.その結果,公共交通の利用間隔について,ランダムに出現する低頻度利用者層や徐々に利用間隔が広くなる利用者層のそれぞれが存在していることを実証的に把握した.また,それらの変化の把握について,部分空間法により利用間隔の変化を検知できる可能性を示すことができた.これに加えて,公共交通割引施策前後の行動特性や定額運賃サービスの導入可能性についても検討し,今後の地方都市における長期的に蓄積される様々なデータを活用した公共交通マイクロマーケティングの必要性を示唆することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,地方都市においてもICカードデータのような公共交通の利用状況を把握可能なデータを様々蓄積されている.そのデータを活用に基づき,本研究で試みたような交通行動を把握する手法や公共交通の利用状況を評価する方法を活用することが可能となる.これにより,個々の公共交通利用者やある属性に対する行動特性に応じた公共交通サービスの提供やそのマーケティングの導入が期待される.
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