研究課題/領域番号 |
17K06628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 大阪市立環境科学研究センター |
研究代表者 |
中尾 賢志 大阪市立環境科学研究センター, その他部局等, 研究員 (00649014)
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研究分担者 |
桝元 慶子 大阪市立環境科学研究センター, その他部局等, 研究員 (20332447)
尾崎 麻子 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 主幹研究員 (80332435)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | マイクロプラスチック / 下水処理場 / 収支 / 除去率 / 水処理工程 / 汚泥処理工程 / 汚泥濃縮工程 / 汚泥脱水工程 / 下水汚泥処理工程 / 濃縮工程 / 脱水工程 / 無機凝集剤 / 高分子凝集剤 / 繊維状マイクロプラスチック / 下水処理工程 / 挙動 / 返流水 / 凝集剤 / 下水処理系内 / 下水汚泥処理系内 / 収支解析 / 微細化 / 顕微FTIR / 最初沈殿池 / 反応タンク / 最終沈殿池 / 二次処理水 / 三次処理水 / SEM / 顕微FT-IR / 反射法 / ATR法 / FT-IR / 収支図 / 下水処理 / 下水汚泥処理 / 処理最適化 |
研究成果の概要 |
本研究は下水処理場におけるマイクロプラスチック(以下,MPs)の動態を明らかにし,河川や海域へ放流される下水処理水中のMPs削減に資するものである。MPsとは5mm未満の微細なプラスチックのことであり,有害な化学物質を吸着することから近年問題となっている。本研究では,20μm(μmはmmの1000分の1)以上のMPsが下水処理場内でどういった動きをし,どうすれば下水処理場においてMPsの除去が最適に行われるかを明らかにした。本研究のように下水汚泥処理工程を含めた下水処理場全体のMPs処理を考察したものは国内外において少数であり,環境中を含めたMPs研究に与えた影響は大きいと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,環境中のMPsは新たな環境問題として注目されており,環境中における動態やヒトを含む生物へどういった影響を与えるのかが盛んに研究されている。MPsは有害な化学物質を吸着することから特に海洋における魚介類や鳥類,海洋哺乳類といった生物に与える影響が懸念されている。本研究はMPsが下水処理場内でどういった動きをし,どうすれば下水処理場においてMPsの除去が最適に行われるかを明らかにしたという点で国内外における学術的・社会的意義は大きく,環境中へのMPs排出削減技術に資するものである。
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