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都市の高層ビル群の修復費を考慮した被害評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K06631
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 建築構造・材料
研究機関千葉大学

研究代表者

岡野 創  千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (40416863)

研究分担者 永野 正行  東京理科大学, 理工学部建築学科, 教授 (60416865)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード地震被害 / 経済的損失 / モンテカルロシミュレーション / 部材フラジリティ / 修復費 / 修復可能性 / ベイズ推定 / 経済的被害 / RC造柱梁十字架構 / S造柱梁接合部 / 耐震壁 / 性能評価 / ベイズ確率 / 経済被害 / 都市 / 性能設計
研究成果の概要

地震による経済的な損失のうち最も直接的な建物の修復費の評価法の研究を行った。
地震時の建物の修復費の評価は,①地震応答評価→②損傷評価→③修復費評価という流れとなるが,各要素の評価における変動を考慮するために,本研究ではまず,3次元骨組み解析プログラムと連動してモンテカルロシミュレーションにより①→②→③を実行するシステムを構築した。
次に,②損傷評価で用いることを目的としうて,実験データを収集して部材フラジリティの検討を行った。さらに,③修復費評価で用いることを目的として,損傷作業を想定して修復費の見積を行うとともに,その変動幅も把握するために,ゼネコン等にアンケート調査を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

地震活動の活発化により大都市圏の超高層建物が設計用地震動を大きく超える地震動を受ける可能性があることが懸念されているが,の対策の要否や効果を判断するためには,大地震による建物の被害を経済的な指標によって予測する手法を確立する必要がある。
また,建築部材の降伏後の破壊現象については力学的にも研究段階にあり,現状では実験データの収集等を通じて実態を把握しておくことが学術的にも重要と考えられる。
修復費については,修復手順を含めて公表されているデータが少なく,標準的な作業手順や修復費を検討して,整備公表する価値は高いと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] 積算見積とアンケートに基づく損傷を受けた耐震壁の修復費に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      中村 正人,岡野 創,衣笠 秀行,永野 正行,日下 彰宏
    • 雑誌名

      日本建築学会技術報告集

      巻: 25 号: 60 ページ: 685-690

    • DOI

      10.3130/aijt.25.685

    • NAID

      130007665467

    • ISSN
      1341-9463, 1881-8188
    • 年月日
      2019-06-20
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 塑性率と累積塑性率に基づく線形累積損傷度の期待値の推定における減衰の影響2019

    • 著者名/発表者名
      桜庭 潮理,岡野 創,日下 彰宏
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集

      巻: 84 号: 760 ページ: 793-799

    • DOI

      10.3130/aijs.84.793

    • NAID

      130007670167

    • ISSN
      1340-4202, 1881-8153
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 塑性率と累積塑性率から推定される線形累積損傷度の期待値2018

    • 著者名/発表者名
      岡野 創,日下 彰宏,桜庭 潮理
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集

      巻: 83 号: 747 ページ: 669-676

    • DOI

      10.3130/aijs.83.669

    • NAID

      130007377727

    • ISSN
      1340-4202, 1881-8153
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 地震時の建物被害と経済的損失2019

    • 著者名/発表者名
      岡野 創, 梅田 尚子, 貞許 美和
    • 学会等名
      日本建築学会大会 構造部門(振動)PD主題解説
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] ネットワーク手法を用いた修復期間の自動評価に関する研究 (その1)ネットワークの自動生成とアクティビティの同期2019

    • 著者名/発表者名
      岡野 創,日下彰宏,長谷川 幹
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] ネットワーク手法を用いた修復期間の自動評価に関する研究 (その2)最短工期の算出方法と計算例2019

    • 著者名/発表者名
      中村正人,岡野 創,長谷川 幹,日下彰宏
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 鉄筋コンクリート造フレームの部材フラジリティの検討2019

    • 著者名/発表者名
      山﨑 美穂,岡野 創
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 接合部曲げ強度と梁せん断強度を考慮した鉄筋コンクリート造フレームの部材フラジリティの検討2018

    • 著者名/発表者名
      山﨑美穂・日下彰宏・岡野 創
    • 学会等名
      第15回 日本地震工学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 耐震壁の修復費の評価に関する予備的検討2018

    • 著者名/発表者名
      中村正人, 岡野 創, 日下彰宏, 永野正行, 衣笠秀行
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 減衰が有る場合の塑性率と累積塑性率を用いた線形累積損傷度の推定2018

    • 著者名/発表者名
      桜庭 潮理, 岡野 創
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 測定限界を有する実験データの母数推定 ―ベイズ手法を用いたフラジリティ評価―2018

    • 著者名/発表者名
      岡野 創, 日下彰宏
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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