研究課題/領域番号 |
17K06650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
谷口 徹郎 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (30231418)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非定常風力 / Wavelet変換 / Analytic Signal / 風洞実験 / 多自由度弾性模型 / Wabelet変換 / Wavelet 変換 / Complex Envelope / 風工学 / 風応答 / コヒーレンス |
研究成果の概要 |
超高層建築物、あるいは今後建設が予想される超々高層建築物の耐風設計を行う場合に、建築物の振動に伴って付加的に作用する風力の評価が重要になります。特に、振動変位と風力の時間のズレの方が、風力の強さよりも振動に与える影響が大きくなります。この研究では、そのズレをある程度の周期範囲ごとに時間とともに変化する量として評価する方法を開発しました。また、この方法で評価した風力が建築物に与えるエネルギーと建築物が消費するエネルギーがほぼ等しくなることを示し、この方法の定量的な正確さも確認しています。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築物の高さ、あるいは高さの幅に対する比であるアスペクト比が大きくなると、風による振動も大きくなり、設計用の風荷重が地震荷重を上回るケースもでてくる。また、振動が大きくなることは建築物周辺の流れにも影響を与えるため、振動に依存した風力である非定常風力の影響を無視できなくなる。本研究では、従来、定常振動下においてのみ評価可能であった非定常風力を、時間の関数として求める方法を開発した。これによって、将来の超々高層建築物の実現に貢献できるものと考えている。
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