研究課題/領域番号 |
17K06654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 比呂子 千葉工業大学, 創造工学部, 教授 (60401527)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 液状化被害 / 直接基礎構造物 / 過剰間隙水圧 / 地震 / 液状化 / 建物被害 |
研究成果の概要 |
過去の地震被害事例,および,振動台実験結果から,液状化による構造物被害に影響を与える要因を抽出し,整理した.構造物被害には,液状化に至るタイミングや,その後の間隙水圧上昇の継続の時間も大きく影響を及ぼすため,等価線形解析を用いて,液状化に至るタイミングを予測する手法についても検討を行った.これらの成果と,既往の手法とを統合し,過剰間隙水圧が上昇した状態が継続する時間の違い,構造物の形状,地盤の密度の違いによる液状化時の構造物の相対沈下量の増大を予測できる可能性があることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近い将来,関東地方で大きな地震が発生する可能性を考えると,構造物の液状化に対する対策は急務である.しかし,液状化により構造物に生じる被害については,予測法が確立されているとは言い難い.本研究で検討を行った成果は,液状化の程度を評価し,構造物の規模を問わず,液状化による被害を予測する手法の確立に寄与し,今後,起こりうる地震に対し,構造物・都市の耐震性を高めることに貢献できるものである.
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