研究課題/領域番号 |
17K06662
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
貞末 和史 広島工業大学, 工学部, 教授 (20401573)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 頭付きスタッド / ずれ止め / 合成梁 / 建築構造・材料 |
研究成果の概要 |
本研究では、頭付きスタッドを45°傾斜して溶接することで頭付きスタッド1本当たりのせん断剛性とせん断強度を増大できる新型の接合工法の実用化に取り組んだ。傾斜型頭付きスタッドの有効性を示すには、構造実験による検証を行なうことが不可欠であり、頭付きスタッドの径、長さ、配置およびコンクリート強度を変数とした一連の系統的なせん断実験を行って、破壊メカニズムがどのように変化するのか明らかにした後、傾斜型頭付きスタッドを用いた接合部のせん断強度の評価式を構築した。さらに、合成梁に対する傾斜型頭付きスタッドの適用方法を考案し、載荷実験を行って適用効果について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外で多くの施工実績があり、施工法が確立されている在来型の頭付きスタッドに対して、「頭付きスタッドを傾斜させる」という簡単な改良だけで、せん断剛性とせん断強度を増大できる接合工法を確立できれば、頭付きスタッドの施工本数の軽減による省力効率化が図れ、鉄骨とコンクリートを容易に一体化でき、鋼とコンクリートを組み合わせて用いることの合成効果・相乗効果を活かせる設計法を提示することが可能となる。鋼構造および鋼とコンクリートの合成構造における柱脚部分への適用、さらに、合成桁や橋脚への適用など、建築・土木工事に関わらず鋼とコンクリートを結合させる新しい接合工法として広く普及することが期待できる。
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