研究課題/領域番号 |
17K06663
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
|
研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
権代 由範 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (00553520)
|
研究分担者 |
藤田 智己 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (10552458)
月永 洋一 八戸工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (60124898)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | コンクリート / 曲げ応力場 / 応力強度比 / 耐久性 / 耐凍害性 / スケーリング / 応力場 / 曲げ / 劣化進行速度 / 耐久性能 / 耐久性評価 / 劣化予測 |
研究成果の概要 |
本研究では,常時曲げ応力,静的繰り返し曲げ応力および動的繰り返し曲げ応力がコンクリートの耐久性に及ぼす影響について実験的に検討した。常時曲げ応力を再現した試験では,作用応力の違いによる劣化傾向の把握には至らなかったが,偶発的に生じる視認不可能な微細ひび割れや表層組織の局所的緩みが耐久性を左右する可能性が示唆された。繰り返し曲げ応力を受ける構造体コンクリートの耐久性を室内試験で評価しようとした場合,曲げ載荷が耐久性に及ぼす影響を過小評価する可能性がある。また,曲げ疲労荷重を受ける場合,耐久性の低下は大略載荷回数に依存する様相が認められた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,耐久性照査・劣化予測技術を発展させる概念として,構造体コンクリートに常時作用する応力が劣化進行速度に及ぼす影響について実験的に検討を行い,試験データの蓄積を行ったものである。耐久性評価の分野において,考慮されることのなかった応力場の影響に着目して取得したデータは,応力作用下にあるコンクリートの各種耐久性を定量的に評価し,劣化進行機構を解明する足掛かりとなり,構造体コンクリートの効率的な改修時期の推定手法や維持管理手法の確立に資するものと考える。
|