研究課題/領域番号 |
17K06669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
小松 喜美 秋田大学, 理工学研究科, 准教授 (90422162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 凍結抑制 / 排水管 / 熱伝達率 / 氷層 / 凍結層 / 表面形状 / 凍結促進 / 建築環境・設備 / 雨水排水管 |
研究成果の概要 |
本研究は,寒冷地における冬期間の排水管の凍結による閉塞を防止するための技術を改良することを目的に行った.研究の結果,排水流量や排水管の傾斜角度が排水の冷却量に及ぼす影響が定量的に明らかになった.また,排水の落下地点における氷筍の成長を抑制する方法に対する指針を得た.さらに,出口部形状を改良した排水管が凍結抑止効果を向上できることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,排水流量が小さい場合には管の設置角度が変化しても凍結のしやすさに大きな違いはなく,逆に流量が大きい場合には管が鉛直に近い角度で設置されているほど,凍結しにくいことが分かり,排水管の凍結が起こりやすい設置条件を知ることができた.また,排水の落下点に生じる氷筍を防止するための指針を得ることができ,氷筍を起点とする管閉塞の防止技術の開発に着手する目処が立った.さらに,排水管出口の形状を鋭角に改良することで,凍結抑制効果のさらなる向上を果たした.これらの成果により,開発している排水管のもつ管閉塞防止効果を向上させることができ,熱エネルギーに依らない排水管閉塞防止技術の実現に近づいた.
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