研究課題/領域番号 |
17K06672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
吉田 伸治 奈良女子大学, 生活環境科学系, 准教授 (50343190)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 屋外空間 / 暑熱環境 / 熱刺激 / 光刺激 / 行動的適応 / 被験者実験 / 実測 / 連成数値解析 / 光環境 / 日照 / 温熱環境 / CFD / 歩行空間 / 熱・光刺激 / 夏季 |
研究成果の概要 |
本研究では、実験、実測、数値解析により、屋外歩行者の暑熱に適応するための行動選択の発動と環境条件の関係を分析した。この研究で行われた実験・実測の結果より、歩行者の滞在時間が約15分程度の様な比較的に短時間の場合、光刺激による眩しさも歩行者の行動選択に強く作用することが明らかとなった。また、本研究では、得られた知見に配慮した評価を可能とする数値解析技術も提案した。今後は、本研究で開発された基本解析モデルの更なる改良を図ると共に、実際の歩行空間の環境設計への適用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成果の学術的・社会的意義として、①光・温熱の双方の快適性に配慮した屋外空間設計手法の提案、②建築環境工学の知見を総合した新たな研究テーマの提案、の2点が挙げられる。①については、建築空間において、光と熱環境の相互作用の存在は周知であるものの、各々の刺激に対する反応速度、過去の曝露刺激の影響は異なる点などの背景から、これら双方の考慮した評価技術は提案されていなかった。一方、②については、熱・空気環境と光環境の双方の分野の知見の総合により、現時点の環境設計・計画の課題、将来性を図るための「試金石」となる知見が得られると考えられる。これらはこの分野の益々の研究発展に大きく貢献すると考えられる。
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