研究課題/領域番号 |
17K06676
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
梅宮 典子 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (90263102)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 高齢者 / 転倒事故 / 注視特性 / まぶしさ感 / 縮瞳速度 / 注視点 / 2ステップ値 / 転倒 / 事故 / 歩行 / 照明 / 光環境評価 / 瞳孔径 / 注視 / 視線 |
研究成果の概要 |
高齢者の転倒危険性と光環境の関係に関して、1)照度2条件変化実験で高齢は若齢よりa)照度差に対する明るさ評価の差が小、b)明化後の明条件をより暗く、暗化後の暗条件をより明るく評価、2)歩行時の注視点上下分布は1点集中D1と2点分布D2がともに4割。D1は部屋全体が明るいのを「好まない」D2は「好む」、D1は暗条件が「不快」、D2は明条件が「まぶしい」、D2は上部より中央を注視、3)縮瞳速度が大きいほうが「まぶしさに敏感」、「目が疲れやすい」、「暗所で見えにくい」と回答。縮瞳速度は明るさ感と関係がないが、まぶしさ「気になる」、光環境「不快」、光環境「嫌い」、作業性「はかどらない」ほうが大きい。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の転倒事故は高齢者の事故の約8割を占め、日常生活自立度が急激に低下する原因となっている。健康寿命と平均寿命の差が10年弱あるなかで、健康寿命を伸ばすために転倒事故の防止は重要である。本研究は転倒の環境側要因として光環境に着目し、アイカメラを用いて歩行時の注視特性や明るさ急変時の瞳孔反応を測定し、高齢者の光環境評価特性、およびその歩行時の注視点分布や瞳孔反応との関係について明らかにした。
|