研究課題/領域番号 |
17K06685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
竹村 明久 摂南大学, 理工学部, 准教授 (70584689)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 臭気 / マスキング / 主観評価 / 臭気強度 / 快・不快度 / 作業効率 / ストレス / 知的作業効率 / 三点比較式臭袋法 / 体臭 / 木材香 / 臭気濃度 |
研究成果の概要 |
人体に有害ではないが心理的不快を産む室内臭気への対策として、エネルギー負荷を伴う換気ではなく、芳香の付加で悪臭の不快感を緩和する感覚的消臭法を有効活用することを目標に、現象の把握と設計用基礎資料の整備を試みた。マスキング環境下での作業効率改善などは見られなかったため、心理的不快感の改善に目的を絞って、悪臭と付加する芳香の異なる混合比の心理評価を実験から取得して、臭気濃度や快・不快度がいずれのパラメータと関連性を持つか検討した。最終的に、検討した臭気の組合せに共通して、混合臭気と悪臭の不快度差から悪臭と付加する芳香の臭気強度差を推定できる関係性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マスキングの結果予測はこれまで非常に複雑で困難だったが、本研究によって対象をある程度限定した中ではあるが、どの程度の臭気強度のマスキング臭を付加すれば、混合後の臭気の快・不快度がどの程度改善するかを予測できる可能性を示すことができた。マスキングを用いた感覚的消臭法を計画的に活用できる可能性を示すことができたことによって、臭気対策としての換気への過度な依存を減ずることになり、換気による空調エネルギー負荷の削減も期待できる。
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