研究課題/領域番号 |
17K06689
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 日本大学短期大学部 |
研究代表者 |
星 和磨 日本大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (50373171)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | カーディオイドマイクロホン / 吸音率 / 現場測定 / 音響管 / 音圧 / 粒子速度 / 吸音率測定 / 現場 / 内装材 / 音響インピーダンス / 建築環境・設備 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,市販されているカーディオイドマイクロホンを2本用い,比音響インピーダンスを測定する新しいセンサーの可能性を探ることである。提案するセンサーを用いる方法と,既存の他センサーを比較するために,吸音率の現場測定を実施した。その結果,提案するセンサーは,他のセンサーと同等に測定できる可能性があることがわかった。そこで,さらに単純な音場である一次元音場を実現する音響管を作成し,提案するセンサーを用いて垂直入射吸音率の測定を試みた。その結果,カーディオイドマイクロホンが持つ音圧と粒子速度の比率を補正することで,既存の方法と同等に吸音率を測定できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
技術の進歩に伴い,大空間かつ,高気密・高断熱な空間が増えてきた。これに伴い,音エネルギが空間に留まってしまい「響き過ぎて何を言っているか分からない」「音が大きくうるさい」といった空間も増加してしまった。内装材の吸音不足が原因である。しかし現在,現場の内装材の吸音率を測る手法は確立されていない。本研究は,あらゆる現場に対応できる扱いが容易なセンサーを開発することである。本研究で,既存のセンサーと同じように基本的な測定ができることを確認した。また,その測定メカニズムの大枠がわかった。このセンサーが実用化されれば,より容易に音のエネルギの流れを把握できることに相当するため,応用範囲は広い。
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