研究課題/領域番号 |
17K06690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 国土技術政策総合研究所 |
研究代表者 |
平光 厚雄 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 室長 (30414965)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | CLT(直行集成板) / 重量床衝撃音 / 予測計算 / CLT / 床衝撃音 |
研究成果の概要 |
公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律が2010年に施行された。本法律では、低層の公共建築物は、原則として木造での検討を行うこととしている。また、国産材を有効活用するため、CLT(直行集成板)がJASに規格化された。 建築物内では、床衝撃音遮断性能はトラブルになることが多い。木造建築物の遮音性能は、コンクリート造建築物よりも低い。本研究では、CLT建築物の床衝撃音遮断性能を把握するとともに、重量床衝撃音レベルを予測計算のための基礎データとして、乾式二重床構造や天井構造が床衝撃音遮断性能に与える影響について実験的検討を行った。さらには、木造建築物における床衝撃音対策の基本を取り纏めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
床衝撃音レベルの予測計算手法は、コンクリート構造建築物に対しては様々な予測手法の開発が行われている。代表的なものとして、インピーダンス法があるが、床スラブのインピーダンス(振動しにくさ)を基本とし、スラブの拘束状況、共振等考慮した、比較的簡易に計算できる手法である。しかしながら、木造建築物に対する予測法については、確立されているとはいえない。 開発される新たな床衝撃音レベルの予測計算手法により、CLT構造建築物の重量床衝撃音遮断性能の予測精度が向上するとともに、重量床衝撃音遮断性能の向上についても期待することができる。これにより、居住者への快適な音環境性能を提供することが可能となると考えられる。
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