研究課題/領域番号 |
17K06691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
開原 典子 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (70756486)
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研究分担者 |
林 基哉 国立保健医療科学院, その他部局等, 統括研究官 (40320600)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 温熱生理・心理 / 皮膚 / 高齢者 / 乾燥 / 湿度 / 水分移動 / 皮膚含水率 / 乾燥感 / 健康リスク低減 / 予防 / 不快 / 快適感 |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢者の低湿度環境による健康リスク低減の観点から、乾燥による不快感や疾患の生じにくい室内湿度環境の形成に資するエビデンス構築を目的としている。 実験室を用いて行った生理量と心理応答の実験結果から、老齢化に伴い、人は空気の乾燥により皮膚や粘膜の状態が変化し、人体表面の水分含有量が低下していることに気づきにくく、違和を感じることが遅くなっている可能性があることを捉えた。 生活の場における継続的な調査結果から、高齢者自身で室内の温湿度や皮膚の状態を計測機器の表示により確認し、その状態を改善しようと行動することで、皮膚乾燥の予防に寄与することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の湿度基準の条件設定に関する基礎的知見は、住宅のみならず施設の運営管理方法の計画や空調システムなどの設計評価において根拠となりうるため、建物の管理費削減や省エネルギー対策において活用可能である。
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