研究課題/領域番号 |
17K06713
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
小山 雄資 鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (80529826)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 名瀬 / 大島紬 / 織工アパート / 給与住宅 / 公営住宅 / 住宅金融公庫 / 雇用促進事業団 / 住宅ストックの地域的再編 / 住宅政策 / 民間賃貸住宅 / 居住資源 / 産業労働者住宅 / 居住機会 |
研究成果の概要 |
本研究では、地場産業が近代化する過程で形成された住宅群として、奄美大島・名瀬の市街地で大島紬の織工向けに多数建設され現存する「織工アパート」に着目し、その建設経緯と現状を明らかにした上で、今後の建物活用にむけた知見を得た。まず、不動産登記情報を収集し、建設時に公的な住宅建設融資を受けていたことを明らかにし、織工アパートが政策的な支援を通じて形成された住宅であることを示した。次に、住戸面積や家賃水準、立地の観点から民間賃貸住宅や公営住宅と比較し、織工アパートは立地の面で公営住宅を補完していることを明らかにした。また、アパート所有者を対象とした調査を通じて、居住と管理の状況を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、文化財として評価するには歴史的な経過が十分でない建築物について、その保全や活用を進める際の多面的なストック評価にかかわる知見として意義がある。とくに、地方都市において民間賃貸住宅の活用とともに公営住宅団地の再生を地域的な広がりで展開しようとする今後の住宅政策の意義や根拠の検討に資するものである。
|