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東京都内の神社に建てられた神楽殿に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K06744
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関東京工業大学

研究代表者

山崎 鯛介  東京工業大学, 博物館, 教授 (10313339)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード神社 / 神楽殿 / 近代 / 江戸 / 東京 / 神楽 / 荏原郡 / 境内 / 江戸東京 / 都市 / 地域性 / 合祀 / 江戸後期 / 神社境内
研究成果の概要

江戸後期には、都市部で神事としての神楽が見られたのに対し、農村部では祭事としての里神楽が既に一般的であった。常設の神楽殿は、江戸期には神楽の内容や地域に拘わらず少なかったと考えられ、明治期から大正・昭和初期にかけて広範囲に建設されるようになり、特に昭和初期の郊外でその傾向が顕著に見られた。
また、旧荏原郡を対象に江戸期と明治初期における神社数とその管理運営体制を比較すると、江戸末期の神社数は445社で明治初期の1.5倍もあり、その7割は寺院または別当寺院によって管理されていた。このうち、別当寺院の管理下にあり、独自の敷地を持っていた神社の多くは神社整理を免れ、明治期以降も存続することとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、東京の身近な神社が都市の近代化の過程でどのように地域と関わり、変化してきたかを明らかにしたものである。前半では境内施設の一つである神楽殿を分析対象とし、その建築的特徴や境内配置から、それが祭礼施設として地域に普及していく過程を明らかにした。また後半では、江戸期におけるどのようなタイプの神社が近代に地域施設としての神社になり得たかを考察し、神仏混淆の江戸期において別当寺院の管理下にありかつ独自の敷地を持っていた神社が明治初期の神社整理を免れ、明治期に地域(町村)との結びつきを強めたことを明らかにした。これらは地域施設としての神社の成立過程を明らかにした点において学術的意義が高い。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 江戸末期から明治初期の東京府荏原郡における神社の管掌者の転換とその影響2023

    • 著者名/発表者名
      尼崎大暉
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 江戸後期の地誌に記された神楽の内容とその舞台2018

    • 著者名/発表者名
      皆葉仁美、山﨑鯛介
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演(東北)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 江戸後期の地誌に記された神楽の内容とその舞台2018

    • 著者名/発表者名
      皆葉仁美
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演(東北)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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