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チョコレート製造業の工場村における「職」ー「住」空間デザインの総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K06745
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関名古屋大学

研究代表者

片木 篤  名古屋大学, 環境学研究科, 名誉教授 (70204419)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード工場村 / チョコレート製造業 / 工場建築 / 住宅建築 / 近代都市計画 / 工場 / 住宅 / 都市計画
研究成果の概要

本研究は、ノワジエル=シュル=マルヌ(ショコラ・ムニエ社、フランス)、ボーンヴィル(キャドバリー・ブラザーズ社、イギリス)、ニュー・イアーズウィック(ラウントリー社、イギリス)、ハーシー(ハーシー・チョコレート社、アメリカ)というチョコレート・メーカーが建設した工場村における「職」ー「住」環境を分析したものである。工場村全体における都市基盤とオープンスペースの導入と様々な都市計画技法の試行、工場における製造「ライン」とその科学的管理法の確立、労働者住宅における日照・通風の配慮、居間を中心としたオープンプランの実験、上下水道の敷設に伴う浴室・便所の考案等により、生活全般の近代化が図られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来工場村の研究は、詳細なケーススタディまたは各国別で全業種にわたった研究が行われてきた。本研究は、フランス、イギリス、アメリカのチョコレート・メーカーが建設した工場村を比較検討し、チョコレートが「食」生活を刷新したこと、更にチョコレート・メーカーが最先端の工場村を建設して、各国の実情に即しつつ「職」ー「住」jの在り方を変革したことを明らかにしたもので、建築・都市史と社会史をつないだ画期的な試みである。特に外来植物の加工・保存の機械化による「職」空間の変革と、外来伝染病の流行による衛生思想の普及と「住」空間の改良が、近代都市・近代建築を切り拓いたとする新しい知見を提示した。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] チョコレートのデザインーチョコレートメーカーによるパッケージ、ポスター、工場村のデザイン2017

    • 著者名/発表者名
      片木篤
    • 学会等名
      嗜好品文化研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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