研究課題/領域番号 |
17K06752
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
三田村 哲哉 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (70381457)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イスタンブール / イズミル / 都市改良 / 大火 / コルニュデ法 / 「開発・拡張・美化」 / アルフレッド・アガシュ / ジャック=アンリ・ランベール / ブルサ / 基本計画 / ボスポラス海峡 / アタトゥルク / アロン・エンジェル / フランス都市計画家協会 / 都市・農村衛生部会 / ゾーニング / イスタンブール(コンスタンティノープル) / コルニュデ法(PAE) / アンカラ / アタテュルク / ヘルマン・ヤンセン / レオン・ジョスリー / ビザンティン |
研究成果の概要 |
フランスの建築家・都市計画家アンリ・プロストは1922年の大火後、測量士・都市計画家のルネ・ダンジェとイズミルの都市計画を手掛けた。トルコは1935年にイスタンブールの都市改良のために設計競技を開催し、アルフレッド・アガシュとジャック=アンリ・ランベール、ヘルマン・エルグーツの3名が都市の近代化に関する計画案を提案した後、プロストが1937年にイスタンブールの欧州側、1939年にアジア側、1941年に金角湾側に対する基本計画を策定した。本研究はトルコにおけるプロストの建築と都市に対する功績を明らかにしたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、20世紀前半のフランスにおいて前世紀までのものとは異なる新たな都市計画ユルバニスムに焦点を当て、その中心的な役割を果たしたフランスの建築家・都市計画家アンリ・プロストが手がけた事業の全容を解明する考察の一部に相当するものである。この4年度間の考察の対象はトルコの諸都市で、その建築と都市に対するプロストの功績を明らかにした。プロストはミュゼ・ソシアルの都市・農村衛生部会でも大きな役割を果たしており、考察の対象に含まれている。これまで見落とされてきた近代建築と都市計画の両面で学術的かつ社会的意義がある。
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