研究課題/領域番号 |
17K06756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 東京家政学院大学 |
研究代表者 |
大宮司 勝弘 東京家政学院大学, 現代生活学部, 助教 (00398778)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インターナショナルスタイル / 逓信建築 / 近代建築史 / 建築現況調査 / 建築図面 / 建築履歴調査 / 電子データ化 / 青図補修 / 大正建築 / 昭和初期建築 / 分離派建築会 / 通信施設 / 郵便局 / 国際建築様式 / 電話局 / 建築記録 / 設計図面 / 3Dスキャン / 近代建築調査 / 昭和初期 / 現況調査 / 近代建築 / 国際様式 |
研究成果の概要 |
ヨーロッパから始まった国際建築様式は日本でも昭和初期の逓信省建築に受容されたが、近年では解体されるものが多く、これらの記録が急がれるところである。本研究の骨子になるのは、これら建築の設計図面の分析と現地での記録調査作業である。 研究にあたり劣化の進んだ建築図面10件について補修および電子データ化を行った。次に各地に残されている10件の実地調査をした。また地元の図書館、公文書館、法務局等で文献や公文書から建物の履歴調査も行っている。なお旧熊本逓信病院や貯金支局、吹田電話局は解体直前に記録調査が間に合った形であった。それらの成果については日本建築学会での口頭発表、市民向けの講演も行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現存している逓信省建築の調査は、日本の近代建築史における国際様式受容の位置づけに役立つものとなる。とくに解体直前に内部調査を行った3件は寸前で間に合った形であり、今後の貴重な記録となるであろう。 既に過去のものとなった逓信建築についても図面などからその様子を明らかにできた。これは建築史研究に役立つばかりでなく、地域の歴史資料の一部となりえるものである。 本研究の為に東海大学学園史資料センター所蔵の劣化した逓信省建築図面の補修及びデータ化を行ったが、これらは後世における近代建築史研究の一次資料として重要なものになるであろう。
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