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イタリアの初期中世教会堂建築における求心的空間の意義とその構成手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K06763
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関関西国際大学 (2020-2022)
神戸山手大学 (2017-2019)

研究代表者

高根沢 均  関西国際大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (10454779)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードスポリア材 / 集中形式 / 聖性の焦点 / 環状列柱 / 初期中世教会堂 / スポリア / 周歩廊 / 初期中世 / 空間の機能 / ランゴバルド / 再利用材 / 聖墳墓聖堂 / 初期中世教会堂建築
研究成果の概要

本研究では、イタリアの初期中世教会堂建築にみられる求心的な空間において、再利用部材を中心とする建築部材の配置に関する分析を行った。現地調査で堂内空間の建築意匠と材料の確認および高精細画像の撮影を行い、帰国後に三次元モデルを作成して、平面的な位置関係と三次元的な位置関係からの考察を行った。
その結果、集中式およびバシリカ式でも、求心的な空間では、空間の焦点と会堂の聖性の焦点を結ぶ軸線に対して、堂内でも特殊な意匠・材料の再利用部材が斜めに交差するように配置されていることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

初期中世の教会堂建築では、古代建築からの部材の再利用が流行し、堂内の空間の意味に合わせて意匠や材料を組み合わせて配置する事例がみられる。本研究では、集中形式において、祭壇などの聖性の焦点と向かい合う正面入口前に特殊な部材を置くという手法があり、またランゴバルド建築にもその特性が引き継がれていることを明らかにした。このことは、ランゴバルド建築とそれ以前の教会建築との関係を解き明かすという意義がある。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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