研究課題/領域番号 |
17K06766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 呉工業高等専門学校 |
研究代表者 |
岩城 考信 呉工業高等専門学校, 建築学分野, 准教授 (50647063)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | タイ・ムスリム / 集落 / モスク / 墓地 / GIS / マレー系ムスリム / インド系ムスリム / ボーホラ派 / スンニ派 / シーア派 / インドネシア系ムスリム / ボーホラー派 |
研究成果の概要 |
本研究では、モスク、集落、墓地の3つによって構成される、タイ・バンコクのイスラム空間について研究を行った。特に、1940年代までに形成されたイスラム空間がある旧市街地のモスクにおいて現地調査を行った。まず、イスラム空間を4つの空間タイプに分類し、それぞれの空間構成を明示した。さらに、バンコクのイスラム空間は、その空間構成、立地、社会背景、周辺との関係性によっての4つのタイプとなることを考察、詳述した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、ミヤンマーやインド、またタイ南部の諸都市では、少数派であるイスラム教徒(ムスリム)に対する無理解と差別に基づく、対立と暴力が多発している。仏教徒が多数派であるバンコクには、現在、多様な民族的な出自を持つムスリムの192か所のモスクがある。しかし、民族や宗教に基づく対立は、発生していない。その背景には、ムスリムが、バンコクの為政者や社会、既存の都市空間に配慮し、融合しようとしてきた歴史的、空間的な過程があったと考えられる。本研究は、イスラム空間の構成や立地に着目し、その空間的な形成過程を明らかにするものである。
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