研究課題/領域番号 |
17K06770
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属物性・材料
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
天児 寧 信州大学, 学術研究院理学系, 教授 (90222679)
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研究分担者 |
中島 美帆 信州大学, 学術研究院理学系, 准教授 (80362614)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 119Sn メスバウアー効果測定 / ホイスラー合金 / マルテンサイト変態 / 磁気転移 / スズ核メスバウアー効果測定 / 強磁性形状記憶材料 / 磁気的相互作用 / 磁気・構造相転移 / 金属物性 / 磁性 / 物性実験 |
研究成果の概要 |
Snを含むホイスラー合金のSn核メスバウアー効果測定を行なった。Ni2Mn1+xSn1-xについて, 自発磁化の増加に伴いオーステナイト(A)相ではSn位置の内部磁場が増加するのに対しマルテンサイト(M)相では逆に減少する。Ni43Co757Fe0.5Mn39.5Sn10について, 弱磁性M相の温度領域で有限なSn位置の内部磁場が観測されたことは, 強磁性スピンクラスターの形成と矛盾しない。Pd2Mn1.47Sn0.53のマルテンサイト転移温度直下では常磁性スペクトルのみが観測され, この領域で常磁性であることが微視的に確認された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2004年にNi50Mn50-yZy (Z=In,Sn,Sb)の非化学量論合金においてマルテンサイト変態が報告されて以降、強磁性(メタ磁性)形状記憶材料や磁気冷凍材料としてのポテンシャルを秘めたこれらの系の研究が精力的になされてきているが、今回Sn核メスバウアー効果測定について系統的に測定がなされ, ホイスラー合金のオーステナイト相,マルテンサイト相におけるSn位置の内部磁場から各相における磁性の違いについて微視的な情報を得ることができた。
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