| 研究課題/領域番号 |
17K06781
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
金属物性・材料
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| 研究機関 | 公益財団法人応用科学研究所 |
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研究代表者 |
松浦 裕 公益財団法人応用科学研究所, その他部局等, 特別研究員 (90787392)
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| 研究分担者 |
長村 光造 公益財団法人応用科学研究所, その他部局等, 理事・特別研究員 (50026209)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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| キーワード | Nd-Fe-B焼結磁石 / フェライト磁石 / 永久磁石 / 保磁力 / 保磁力メカニズム / 配向度 / 保磁力角度依存性 / 磁石 / Nd-Fe-B磁石 / 磁性 / 電子・電気材料 / 金属物性 / NdFeB磁石 |
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| 研究成果の概要 |
Nd-Fe-B焼結磁石およびフェライト磁石の保磁力の配向度依存性と保磁力角度依存性を調べ、これら磁石の保磁力は磁壁移動で保磁力は決定されると言う結論を得た。保磁力の配向度依存性と保磁力の角度依存性はお互い関係しており、これらの現象は保磁力メカニズムの1側面であることが明らかとなった。これら磁石の磁化反転は、保磁力より低い磁界で離散的に結晶粒の磁化反転が起こり、保磁力近傍で離散的に反転した結晶の周辺の結晶が反転すると言う異なる２つのプロセスにより保磁力が決定される。保磁力の配向度依存性から得られた結果を用いると保磁力角度依存性の低角度側の挙動を説明することが出来ることが明らかとなった。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで保磁力のメカニズムについてはどのようなメカニズムで決定されているかについて多くの議論がなされていた。今回保持力の配向度依存性および保磁力の角度依存性の研究から、Nd-Fe-B焼結磁石およびフェライト磁石の保磁力が磁壁移動で決定されることが分かった。また磁気特性とSPring-8のX線磁気円二色性分光を使った研究から、これら磁石の保磁力が低磁界での結晶の離散的反転と保磁力近傍の隣接粒子の磁化反転という、二つの異なる現象から生じていることを明らかにした。これらの研究結果を使えば、保磁力の起源だけでなく産業界に最も多く使われている、これら磁石の保磁力改善への示唆を与えるものと確信している。
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