研究課題/領域番号 |
17K06796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
伊藤 昌和 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (40294524)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 熱整流素子 / 構造相転移 / 熱測定 / スピネル |
研究成果の概要 |
スピネル化合物を含め広い物質系において,一次転移の発現が期待できる系の物性を調べた.一次転移を持つFe2VSiの低温磁化でみられる異常は,磁気的グラスによることがわかった.一次転移の発現が報告されている,Ni-Mn-Al系化合物の一つ,Ni55Mn26Al19では一次相転移を示さないことが分かった.硫化物BaCo0.9Ni0.1S1.9は温度Ts = 220 Kで一次転移に伴うステップ状の異常が熱伝導率において現れることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境問題が重要視される現代社会において,エネルギーの効率的な利用は,ひとつの大きな課題となっている.こういった流れの中で,熱の流れをコントロールする熱整流素子の創生に向けて,材料探索及び開発を行った.本研究で研究を行った物質系は,特徴的な一次祖転移を示し,その熱伝導特性をはじめとする物性に大きな影響を与える物も見出した.本研究で見出した研究結果は本分野の今後の指針となりうる.
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