研究課題/領域番号 |
17K06823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岩森 暁 東海大学, 工学部, 教授 (90345603)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 紫外線ランプ / 活性酸素 / ポリスチレン / 細胞培養基板 / 表面改質 / 滅菌 / 細胞接着 / 細胞伸展 / ヒドロキシラジカル / 色素薄膜インジケータ / 色素 / インジケータ / 励起一重項酸素分子 / ヒドロキシルラジカル / 電子スピン共鳴 / 色素インジケータ / 材料加工・処理 |
研究成果の概要 |
紫外線(UV)ランプにより生成した活性酸素種(励起一重項酸素分子、酸素ラジカル、ヒドロキシラジカル)を用いた滅菌装置の開発で得た知見を基に、エネルギーの高いUVを通さない滅菌バッグの中でもポリスチレン(PS)製細胞培養基板の表面改質と滅菌が一工程で達成できるという低ダメージ表面改質技術について検討した。本研究では滅菌バッグ内で寿命の短い活性酸素の挙動とPS表面での反応、及びPS表面の官能基と細胞接着性の関係を調べると共に、細胞の接着・伸展により効果的な条件を見出すために、高湿度環境下での表面改質による親水性官能基の導入について検討し、細胞の接着・伸展に優れた細胞培養基板の創成に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気相中でUVの影響を除いた寿命の短い活性種と有機物の反応を解明することは高分子材料の表面改質のメカニズムを知る上でもその意義は大きい。また、不織布を用いて励起源であるUVの影響を除いた活性酸素種による表面改質技術は高分子材料に与えるダメージを抑えたこれまでにほとんど報告のない新しい技術である。
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