研究課題/領域番号 |
17K06824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
前田 将克 日本大学, 生産工学部, 教授 (00263327)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 摩擦攪拌接合 / アルミニウム合金 / 送給肉盛 / 多層多パス接合 / 厚板接合 / 汎用工作機械 / マルチパス接合 / ステーショナリーショルダー型ツール / 肉盛 / ステーショナリーショルダ型ツール / マルチパス摩擦攪拌接合 / ステーショナリーショルダ型摩擦攪拌接合ツール / 肉盛摩擦攪拌接合 / 開先形状 / 肉盛材 |
研究成果の概要 |
本研究は,摩擦攪拌接合装置に求められる高い剛性を緩和するため,溶融溶接で実施されている開口開先に対する多層肉盛充填を摩擦攪拌接合でも可能とする技術の開発を進めた.当初は肉盛材供給口を設けたステーショナリーショルダー型ツールを用いて接合を試みたが,肉盛材と継手母材の接合が不十分となることが判明した.その解決を試みたが望ましい成果は得られなかったため,ツールを一般的な形状に戻すとともに,開先形状を矩形開口開先とした.また,肉盛材は角棒状とした.これにより,開口開先が緻密に充填された継手が得られるようになった.多層多パス接合を摩擦攪拌接合専用機ではなく汎用工作機械でも達成できることを実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肉盛材連続送給による肉盛摩擦攪拌接合が可能であることを実証し,これを応用して低剛性の汎用工作機械でも厚板を多層多パス接合することが可能となった.これは高価な接合専用機がなくとも摩擦攪拌接合が可能であることを提示し,摩擦攪拌接合技術の普及を促進することにつながる.
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