研究課題/領域番号 |
17K06829
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
東 雄一 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (70709336)
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研究分担者 |
岩本 知広 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (60311635)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 超音波接合 / Mg合金 / LPSO相 |
研究成果の概要 |
本研究では,超音波接合継手に生じる凹みが過剰になる場合において,接合プロセスにおける微細組織の進展に及ぼす影響を評価した.試験片にはZnとYが添加された難燃性LPSO型Mg合金を使用した.この合金はZnとYが濃化したLPSO相が押出方向に伸びていることが特徴である.接合後,凹み深さが深くなると,LPSO相は分断され,まだら状の形態に変化した.まだら状のLPSO相をより詳細に観察したところ,板状のLPSO相からなっていることが分かった.さらに,最も深い凹み深さにおいては,接合界面に沿って局所的に溶融組織が形成されていることも明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から得られた研究成果は,超音波接合プロセス中で生じる継手の凹みの進行についてマクロ的な塑性変形の過程を微細組織観察の観点から評価したものである.超音波接合の接合機構においては,接合中の熱の影響や塑性変形挙動が重要な要素として挙げられる.2相合金における方向性の強い合金において,微細組織の進展がマクロ的な塑性変形挙動と関連付けられ,微細組織の特徴から明らかになった諸現象が超音波接合機構の理解に貢献できるものと考えられる.
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