研究課題/領域番号 |
17K06895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
森貞 真太郎 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (60401569)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 粒子膜 / 高分子電解質 / 高分子ブラシ / 移流集積 / 非最密充填構造 / メゾレンズアレイ / 高分子修飾シリカ粒子 / 自己集積膜 |
研究成果の概要 |
フリーラジカル重合(FRP)によって高分子電解質を表面修飾したシリカ粒子の自己集積によって粒子間に間隔の空いた粒子配列(非最密充填構造)を有する単粒子膜を作製できる.そこで本研究では,表面開始原子移動ラジカル重合(SI-ATRP)による高分子電解質の精密重合・修飾による非最密充填単粒子膜の規則性の改善を試みた.しかし,SI-ATRPによって高分子電解質をシリカ粒子に修飾することには成功したが,その粒子を用いた場合,非最密充填単粒子膜を得ることはできなかった.また,石英ガラス基板上に作製した非最密充填単粒子膜を焼成することで,数百nmのレンズが多数配列したメゾレンズアレイの作製も行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非最密充填単粒子膜の連続作製技術は確立できているため,粒子配列の規則性の向上が実現できれば,その有用性は飛躍的に高まる.本研究では精密重合による高分子電解質のシリカ粒子表面への修飾には成功しており,修飾条件を調製することで規則性の高い非最密充填単粒子膜の作製につながると考えられる.また,様々な光学機器で利用されているマイクロレンズアレイは化学エッチングによって作製されているが,そのようなトップダウンプロセスでは,レンズの小径化や生産性に問題がある.そのため,本研究で用いた自己集積過程の様なボトムアッププロセスによってレンズの小径化や生産性の向上の実現が期待される.
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