研究課題/領域番号 |
17K06909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
野田 賢 福岡大学, 工学部, 教授 (60293891)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プラントアラームシステム / オペレーションデータ / 連鎖アラーム / 論理アラーム処理 / ヒューマンエラー / アラームシステム / 化学プラント / オペレータモデル / 有害アラーム / 異常診断 |
研究成果の概要 |
本研究では、異常診断ミスなどが起こりにくいヒューマンエラー抑制効果の高い論理アラーム処理のためのプラントオペレーションデータから高速に連鎖アラームを抽出するためのデータ解析手法を開発した。具体的には、プラント運転データからの連鎖アラームの抽出問題を、プラント運転データ中のアラームの種類とそれらの発報順が完全に一致する部分を抽出する問題に帰着した。連鎖アラーム抽出法にはSmith-Watermanアルゴリズムを採用した。開発した連鎖アラーム抽出法を論理アラーム処理法に組み込むことは、ヒューマンエラーを招きにくいアラームシステムの実現に役立つ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の論理アラーム処理は、アラームの発報数などのマクロな指標のみを利用するため、処理の方法やタイミングによってはオペレータの正しい異常診断を支援するというアラームシステム本来の機能がかえって低下する恐れがある。このような問題に対し、オペレータの監視制御システムのアラームデータから連鎖アラーム発生を検出し、オペレータの異常診断プロセスに適合した論理アラーム処理法に活用することが、本研究の学術的な特色である。連鎖アラーム抽出法を組み込んだ論理アラーム処理法は、ますます高度化するプラントオペレーションの安全対策立案の有力な手段となることが期待される。
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